『日本PTA仙台大会に参加して』

 8月25日(金)・26(土)の二日間、杜の都・仙台に、全国各地から7300人が集い、第65回日本PTA全国研究大会仙台大会が盛大に開催されました。
 群馬県PTA関係者も、51名もの多くの方々で参加してまいりました。
 仙台地方は、この夏、天候不順で、我々が訪れた際には、降雨連続が36日におよび、観測史上1位、83年ぶり記録更新するという記録的な長雨でした。そんな中、大会が始まると雨も上がり、全国から集ったPTAの皆さんの熱い思いが伝わったかの様に晴れ間がのぞきました。
 この大会は、「つながろうPTA!子どもたちの輝く未来のために~杜の都発!みちのくの今を伝えたい 感謝の思いと確かな歩みとともに~」を大会スローガンとし、PTA会員同士が繋がりを深め合って子どもたちを多くの目でみることと、震災からの復興の姿を見てもらい、数多くの支援に感謝の気持ちを表すことを趣旨として大会が開催されました。
 初日は、仙台市内の10会場に分かれて、分科会が開催されました。各分科会では、研究課題に迫り、基調講演・実践発表・パネルディスカッション等、活発な討議が行われ、有意義な時間を過ごしました。私が参加した第八分科会でも、『健康・安全』という研究テーマで、子どもたちの健全な心と身体を育む食を求めて、発表や質疑応答等、話し合われました。「こ食」(孤食・個食・固食・小食・粉食・濃食・五食)が社会問題となっている昨今、「こ食」の現状、課題とその解決策が論議されたり、地産池消・郷土料理の大切さを再認識するお話を拝聴しました。どれも前向きになれる内容で勉強させていただきました。
 2日目は、カメイアリーナ仙台にて、全体が開催されました。歓迎アトラクションでは、伊達政宗の戦勝祈願の歌と舞、「さんさ時雨」が披露され、続いては小気味よいテンポ、躍動感溢れる身振りで「仙台すずめ踊り」が披露され、会場を盛り上げ、場を温めてくれました。
 引き続き、全体会開会式です。大会実行委員長の挨拶のなかでは、震災の体験に触れ、生きる事への感謝の思い、支援に対する感謝の思いが述べられていました。引き続き、次回開催地引継ぎ式が終了すると、基調講演です。『オリンピックへの挑戦』という題目で、ウエイトリフティングの三宅義行・宏実親子の楽しい体験談を含んだ講演を拝聴しました。最後に大会宣言がなされ、盛大のうちに閉会しました。
 また、大会会場内では、震災や放射線に関するブースもあり、改めて震災を考えされられる機会となりました。震災から六年が経過し、震災後、東北にて初めて開催される大会ですが、いろいろな事を思い、考えさせられる大会となりました。

                                                                                       <広報委員長> 髙山英記

全体会会場:カメイアリーナ(仙台市体育館) 正面玄関 
全体会会場:カメイアリーナ(仙台市体育館) 正面玄関 
全体会アトラクション:仙台すずめ踊り(宮城県・仙台市)
全体会アトラクション:仙台すずめ踊り(宮城県・仙台市)
全体会開会式:カメイアリーナ(仙台市体育館)
全体会開会式:カメイアリーナ(仙台市体育館)
記念講演:三宅義行・宏実親子の講演
記念講演:三宅義行・宏実親子の講演
群馬県参加者記念撮影:カメイアリーナ(仙台市体育館) 正面玄関で 
群馬県参加者記念撮影:カメイアリーナ(仙台市体育館) 正面玄関で